暴力と徘徊に恐怖を感じて

暴力と徘徊に恐怖を感じて

介護度の高い特別養護老人ホームに勤めており、夜勤を主にしているのですが、20人を一人で見守りをしています。

夜間だから何もないと思われる方も多いのですがそのようなことはなく、遅出のスタッフが仕事を終えて帰ってしまう21時から朝までは様々なことに一人で立ち向かわなくてはなりません。

一番困るのは夜間徘徊です。

重度の認知症の高齢者ばかりが入居しており、身体的な問題を抱えている方も多いのですが、理解力が低下してしまい、善悪の区別さえも分からなくなったような方ばかりがいるため、時にはこのまま殺されるのではないかと危機感を抱くことすらあります。夜になると食べ物を求めて施設内を歩き回る高齢者がいるのですが、歩行状態が大変悪く、転倒の危険性があるため居室から出てくると可哀想ですが制止しなくてはなりません。

しかし、その制止に対してストレスを抱き、暴力行為が現れるのです。

杖を使用して歩行しなくてはいけないほど歩行状態が悪く、眠剤も服用されているため危険度は増します。食べ物を探してスタッフルームや他の入居者居室に入ろうとされることもあり、声をかけると激怒して追いかけて殴られることもあるのです。お菓子などを与えると、もらえると思い眠らずにずっと付いて回り、無言で要求してくる恐ろしさに毎晩のように耐えています。大変なのは暴力行為を行うのはその方だけではないことです。

夜間、20人の排泄介助と体位交換を行わなくてはならないのですが、交換中大暴れする人も少なくはありません。昼間は職員がいるため、二人がかりでおむつ交換をしなくてはならないような方もいるのですが、どれだけ声かけをしても、タイミングを見計らっても暴力行為は常にあります。

徘徊している方を見守りながらタイミングを見計らっておむつ交換をしていてもセンサーが反応して徘徊していますと知らせられる。抵抗されるため腕は傷だらけで夏季でも腕を出せないほどです。私たち職員は暴力や暴言をどれだけ受けても堪えなくてはなりません。そのことが本当に辛く辞めたいと常に思っています。夜勤が終了したとき、入居者が生きているだけ安心してしまうような現状です。

夜勤明けは常にボロボロ。暴力などに一晩堪えなくてはならないことも苦痛ですが、最も辞めたいと感じるのは夜間の状況を伝えるときかもしれません。

バイタル測定のために出勤してきたナースに夜間の状況を報告しなくてはならないのですが、暴力行為などを全て伝えてもいつものことだからとあまり関心はないのです。

ナースは夜勤には入りません

夜になると人格が変わることを伝えても体験していないので理解をすることが出来ないのです。夜勤をしているケアワーカー同士は互いの大変さを共有したり、傷の心配をするのですが、傷だらけで帰るケアワーカーに労いの言葉もなければ、暴力行為は仕方のないことだと諦めている現状にただただ恐ろしくなり、ケアワーカーは人間として扱われていないのだと思い、もう介護は続けたくないと感じてしまいます。

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